神戸三宮で「自律神経乱れているかも」のサインがあるかたへ

理由もなく涙が出るのは、心が弱いからじゃありません
整体師として23年、のべ10万人以上の体と向き合ってきて、そう確信しています。
本当の理由は、もっと別の場所にありました。
「私、情緒不安定なのかな」と思ったことはありませんか
電車の中で、ふと悲しくなる。
特に何もないのに、不安で胸がザワザワする。
夜、布団に入ってから、急に涙が止まらなくなる。
友人と楽しく話していたはずなのに、家に帰った途端どっと疲れが押し寄せる。
小さなことでイライラしてしまい、あとから「なんであんなに怒ったんだろう」と自己嫌悪になる。
そのたびに「私、情緒不安定なのかな」「メンタルが弱いのかな」と、自分を責めてしまっていませんか。
周りには「気にしすぎだよ」「考えすぎ」と言われる。
病院に行っても「ホルモンバランスでしょう」「ストレスですね」で終わってしまう。
心療内科的なことなのか、婦人科的なことなのか、どこに相談すればいいのかすら分からなくなってしまうこともあるかもしれません。
うん、そうですよね。でも、「気にしすぎ」と言われても、どうすればいいのか一番知りたいのはこちらなんですよね。
気のせいじゃないんです。ちゃんと体の中で、何かが起きています。
のべ10万人と向き合って、わかったこと
正直に言うと、私も最初のうちは、涙もろさや不安の相談を受けても、肩や首をほぐすことしかできませんでした。
「ちょっと楽になった気がします」とは言ってもらえる。で
も、また次に来られたときには、同じように涙ぐんでいる。一向に根本から変わらないんです。今思えば当然で、見ている場所が違ったんですよね。
来る日も来る日も同じ施術を繰り返しながら、「肩をほぐすことと、この涙もろさは、本当につながっているんだろうか」と、ずっと引っかかっていました。
転機があって、東洋医学の考え方を取り入れるようになってから、見え方がガラリと変わりました。
理由もなく涙が出る、不安になりやすい方の多くに共通していたのが、本当の理由は「肝(かん)」の乱れにあるかもしれない、ということでした。
はい、突然出てきましたね。肝。肝臓の病気の話ではありません。東洋医学でいう「肝」という、もう少し広い概念の話です。
「肝」と自律神経と、涙の一本の線
東洋医学では、「肝は感情の巡りを調整する」と考えられています。特に、怒りや不安、悲しみといった感情の波と深く関わっているとされる場所です。
肝の巡りが滞ると、イライラしやすくなったり、逆にちょっとしたことで涙が出やすくなったりと、感情が両極端に振れやすくなるといわれています。感情の起伏が激しくなったと感じるとき、実は根っこは同じところにある、ということも少なくありません。
現代の言葉で言い換えると、こういうことです。
緊張やストレスが続くと、自律神経のうち「交感神経」が優位になりやすくなります。
交感神経が優位な状態がずっと続くと、心と体を休ませる「副交感神経」への切り替えがうまくいかなくなり、感情の波をコントロールする力そのものが弱まりやすくなります。
さらに女性の場合、ホルモンバランスの変化が自律神経の働きに影響しやすいことも知られています。生理前や更年期に不調が強まりやすいのは、この2つの波が重なりやすいためと考えられます。実際、自律神経とホルモンの調整は、脳の中でも近い場所がコントロールしているとされていて、片方が乱れるともう片方にも影響が及びやすいのです。
問題は「心が弱い」ことではなく、自律神経の「切り替えの力」が、今すり減っている状態にあるということなんです。
マッサージや睡眠だけでその場をしのいでも、切り替えの力そのものが弱ったままでは、また同じサインが出てきてしまいます。
こんなサイン、当てはまりませんか
自律神経が乱れているかもしれないサインを、7つにまとめました。当てはまるものがないか、確認してみてください。
① 朝から疲れている 寝ても疲れが抜けず、「また朝か…」と感じる。
② 生理前・更年期になると不調が強くなる ホルモンバランスの変化で、体も心も揺らぎやすい。
③ 理由もなく涙が出る・不安になる 些細なことで落ち込んだり、気持ちが不安定になる。
④ 夜中に目が覚める 眠りが浅く、2〜4時頃に目が覚めてしまう。
⑤ 胃腸の調子が日によって違う 胃が重い、食欲がない、便秘と下痢を繰り返す。
⑥ 肩・首がガチガチで頭まで重い マッサージを受けても、すぐ元に戻ってしまう。
⑦ 手足は冷たいのに顔だけ暑い 冷えとのぼせを同時に感じたり、急に汗が出ることがある。
3つ以上当てはまった方。
真面目で責任感が強い方、周りに気を遣って自分のことを後回しにしてきた方ほど、このパターンに重なりやすい傾向があります。
「弱音を吐くのが苦手」「頼られることは多いけど、自分から頼るのは苦手」――そんな心当たりがある方は、なおさら要注意です。
心当たり、ありますか。
自律神経を整える、3つの習慣
難しいことは言いません。今日からできる、3つだけお伝えします。
① 朝、太陽の光を浴びる カーテンを開けて、1分でいいので朝日を浴びてみてください。
自律神経のリズムを整えるスイッチになるといわれています。曇りの日でも、外の光を感じるだけで十分です。
② 吐く呼吸を吸う呼吸の2倍にする 鼻から4秒かけて吸って、口から8〜9秒かけてゆっくり吐く。
これを1日3回、起きたとき・食事の前後・寝る前に行うだけで十分です。副交感神経が働きやすくなり、感情の波が落ち着きやすくなります。
涙が出そうになった瞬間にも、この呼吸を思い出してみてください。
③ 首の後ろを軽く温める 蒸しタオルやカイロで、首の後ろを1〜2分温めてみてください。
自律神経が集まっている場所とされていて、ここを温めるだけで、体がゆるみやすくなることがあります。冷えやすい季節は特に、意識して取り入れてみてください。
完璧にできなくていい。3つのうち、ひとつだけでも意味があります。
よくある質問
Q. 涙が出そうになったとき、我慢したほうがいいですか?
A. 無理に我慢しすぎると、かえって緊張が強まることがあります。
可能な場所であれば、少し席を外して深呼吸をするなど、感情を逃がす時間を作ってあげてください。
Q. 生理前だけひどい場合も、同じ考え方でいいですか?
A. はい。ホルモンの波と自律神経の波が重なりやすい時期なので、その時期だけ症状が強く出るのは自然なことです。
生理前は特に、セルフケアの頻度を少し増やしてみるのもおすすめです。
変化は、劇的にではなく、少しずつ
正直に言います。私は長い間、こうしたご相談に対して、ほぼ無力でした。
肩や首をほぐして、「どうですか」と聞いて、「楽になった気がします」という言葉をいただいて、でも根本は変わらない。そんな時期が長く続きました。
何人もの方に、同じことを繰り返してもらうたびに、「自分のやり方は本当に正しいんだろうか」と悩んだ時期もあります。
自律神経と感情の関係に目を向けるようになってから、少しずつ変わっていきました。
姿勢や呼吸が整っていくと、翌週「そういえば、あまり涙もろくなくなったかもしれません」と言ってもらえるようになった。
なかには、涙もろさそのものより先に、
「最近、朝の目覚めが少し軽い気がします」
「イライラしても、引きずる時間が短くなりました」と、体全体の変化を教えてくれる方もいました。
感情の波は、あくまで体全体のバランスが表れる、ひとつの窓口にすぎないのかもしれません。
劇的にすぐ変わるわけではないです。でも「変わりはじめる」感覚がある。それが続く。それが積み重なっていく。
涙もろさや不安が落ち着いてくるとしたら、それは気持ちの持ちようを変えたからではなく、体の奥のほうが少しずつ安心し始めたサインなのだと、私は思っています。
一人で抱え込まなくて大丈夫です
セルフケアを続けても、なかなか変化を感じられないときもあると思います。
そんなときは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
自律神経の乱れは、自分では気づきにくいクセになっていることが多く、姿勢や呼吸、日々の頑張り方まで含めて見直すことで、初めて見えてくるものもあります。
ひふみ整体では、症状のある場所だけを見るのではなく、体全体のバランスを見ながら、ゆっくりお話をうかがう全身整体を行っています。
「これくらいで相談していいのかな」と思うようなことでも大丈夫です。よかったら、一度、その頑張りを一緒に振り返ってみませんか。
長い間、誰にも気づかれずに踏ん張ってきた分、体はきっと少し疲れています。今日を、その頑張りに気づいてあげる、小さなきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
また当てはまるか確認したくなったときのために、保存しておいてください📌












