神戸三宮不眠でお悩みの方、その不眠、原因は「眠り方」ではないかもしれません

整体師として23年、のべ10万人以上の体と向き合ってきて、そう確信しています。
本丸は、もっと別の場所にありました。
「今夜こそ眠れますように」と願いながら布団に入る。
電気を消した瞬間、頭の中で今日あったことがぐるぐると再生される。
やっと眠りについても、夜中に目が覚めてそこから朝まで眠れない。
暑くもないのに、じんわりと汗をかいて目が覚めることもある。
そんな夜を、繰り返していませんか。
病院に行けば「更年期によるものかもしれませんね」「自律神経の乱れも関係しているかも」と言われる。
薬をもらって少し眠れる夜があっても、しばらくするとまた同じことの繰り返し。
周りからは「歳のせいじゃない?」と言われ、そのたびに「自分の心が弱いのかな」と自分を責めてしまっていませんか。
気のせいじゃないんです。 ちゃんと体の中で、何かが起きています。
のべ10万人と向き合って、わかったこと
正直に言うと、私も最初は、首や肩まわりの筋肉をほぐすことばかりしていました。
後頭下筋群をゆるめて、鎖骨まわりをほぐして。 「ちょっと楽になった気がします」とは言ってもらえる。
でも翌週には「やっぱり昨日もあまり眠れなくて」と言われる。 一向に根本から変わらない。
今思えば当然で、見ている場所が違ったんですよね。
眠れないという悩みなのに、首や肩だけをいくらほぐしても変わらない。 何かが根本的に違う、という感覚がずっとありました。
転機があって、東洋医学の考え方を取り入れるようになってから、見え方がガラリと変わりました。
不眠や更年期の不調が長引く方の多くに共通していたのが、「腎(じん)」の弱りではないかということです。
西洋医学でいう腎臓そのものの病気の話ではなく、東洋医学でいう「腎」という、もう少し広い概念の話です。
「腎」は生まれ持った生命力を蓄え、体を潤し、静かに落ち着かせる力を司る場所と考えられています。
年齢を重ねるとともにこの力は揺らぎやすくなるとされ、更年期はまさにその変化が大きく表れやすい時期だと言われています。
「腎」の力が揺らぐと、体を潤し興奮を鎮める働きが不足しやすくなり、代わりに「虚熱(きょねつ)」と呼ばれるこもった熱のようなものが生まれやすくなると考えられています。
この虚熱が、夜になっても神経を静まりにくくさせ、寝つきの悪さやほてり、夜中の目覚めにつながりやすいとされているのです。
首や肩をほぐすだけでは、この揺らぎにはアプローチできていなかった。 だから根本が変わらなかったんですよね。
さらに、ストレスや緊張をため込みやすい方ほど、この「腎」の力を消耗しやすいとも言われています。
言いたいことを飲み込んで、家族や周りのために自分を後回しにしてきた人ほど、体の奥に力が入り続けます。
「気が休まらない」という言葉、よく使いますよね。
心当たり、ありますか
布団に入ってから考え事が止まらない。
寝る直前までスマートフォンを見ている。
夕方以降、体がほてったり汗ばんだりする。
首や肩がガチガチに凝っている。
疲れがたまっている日ほど、かえって眠れない。
言いたいことを飲み込んで、後で一人でモヤモヤすることが多い。
いくつか当てはまったとしても、それは体質の問題というより、積み重なった習慣のクセであることが多いです。
クセであれば、少しずつ変えていくことができます。
眠りを整える、3つの習慣
① 首の後ろを優しくさする
髪の生え際から肩にかけて、指の腹で上から下へ10回ほど優しくさすります。 強く押す必要はありません。
お風呂上がりなど、体が温まっているタイミングがおすすめです。
② 吐く息を吸う息の2倍にする
鼻から4秒吸って、口から8秒かけてゆっくり吐きます。 布団に入ってから、1日1回だけで十分です。
③ 寝る1時間前は「情報」を断つ
スマートフォンやテレビの光や情報は、脳を覚醒させやすい要因の一つです。 寝る1時間前は画面から離れ、部屋の明かりを少し落として過ごしてみてください。
完璧にできなくていい。 ひとつだけでも意味があります。
よくある質問
Q. 眠れないとき、無理にでも眠ろうとしたほうがいいですか?
無理に眠ろうとすると、かえって神経が興奮し、眠りにくくなることがあります。 一度布団を出て、暗い部屋で深呼吸を挟んでみてください。
Q. どのくらい続けたら変化を感じられますか?
個人差はありますが、セルフケアは即効性を求めるものではありません。 少しずつ体の状態を整えていくものです。無理のない範囲で続けてみてください。
変化は、劇的にではなく、少しずつ
正直に言うと、不眠の相談に対して、最初はうまく力になれないことも多くありました。
肩や首をほぐして「どうですか」と聞いて、「少し楽になった気がします」という言葉をいただいても、根本は変わらない。 そんなもどかしさを感じていた時期もあります。
「腎」の揺らぎと、そして「言えずに飲み込んできた緊張」に目を向けるようになってから、少しずつ見え方が変わっていきました。
首や肩の力が緩んで呼吸が深くなると、「最近、夜中に目が覚めることが減った気がします」と教えてくれる方が増えていったのです。
なかには、眠りそのものよりも先に、「朝の体の重さが前より軽い気がします」と話してくれる方もいます。
不眠は、体全体のバランスが表れる、ひとつの窓口にすぎないのかもしれません。
大切なお願い
不眠に加えて、強い動悸、息苦しさ、気分の落ち込みが長く続く、日常生活に大きな支障が出ているといった症状がある場合は、念のため医療機関を受診してください。
今日お伝えした内容は、そうした症状がないことを前提とした、日々のセルフケアとしてお役立ていただければと思います。
セルフケアを続けても変化を感じにくいときは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
緊張の飲み込み方は自分では気づきにくいクセになっていることが多く、誰かと一緒に体を通して振り返ることで、初めて見えてくるものもあります。
神戸・三宮のひふみ整体では、不眠そのものだけを見るのではなく、姿勢や呼吸の使い方、日々どれだけ緊張や我慢を飲み込んできたかまで含めて、ゆっくりお話を伺いながら全身から一緒に見直していきます。
「これって話すほどのことじゃないかも」と思うようなことでも構いません。 よかったら、一度その頑張りを一緒に振り返ってみませんか。
またなかなか眠れない夜に読み返せるよう、保存しておいてください📌











