「寝つきが悪い原因は?東洋医学「心」から考える不眠・神戸三宮」

寝つきが悪いのは、 あなたの意志が弱いからじゃありません。
整体師として23年、 のべ10万人以上の体と向き合ってきて、 そう確信しています。
「疲れているのに眠れない。」
「布団に入ると、考え事が止まらない。」
「眠りたいのに、頭だけが冴えてしまう。」
そんなお悩みはありませんか。
「もっと早く寝ればいい。」
「スマホをやめればいい。」
そう分かっていても眠れないから、 困っている方は少なくありません。
40代以降になると、 家族のこと、仕事のこと、 親の介護、将来への不安など、
頭の中で考え続けてしまう方が 増えていく印象があります。
「自分の意志が弱いんだろうか」
そう、ご自身を責めていらっしゃる方に、 これまで数えきれないほどお会いしてきました。
でも、本当の理由は、 もっと別の場所にありました。
■ のべ10万人と向き合って、わかったこと
正直に言うと、私も最初のうちは、 眠れないというご相談を受けても、 肩や首をほぐすことしかできませんでした。
「その日はよく眠れました」 とは言っていただける。
でも、また次にいらしたときには、 同じように眠れない日々に戻っている。
一向に、根っこの部分が変わらないんです。
今思えば当然でした。 見ている場所が、違っていたんですよね。
来る日も来る日も同じ施術を繰り返しながら、
「肩をほぐすことと、この眠れなさは、 本当につながっているんだろうか」と、 ずっと引っかかっていました。
■ 転機は、東洋医学との出会い
転機があって、東洋医学の考え方を 取り入れるようになってから、 見え方がガラリと変わりました。
眠れない、眠りが浅いという方の多くに 共通していたのが、
本当の理由は「心(しん)」の バランスの乱れにあるかもしれない、 ということでした。
はい、また出てきましたね。心。
心臓の病気の話ではありません。
東洋医学でいう「心」は、 気持ちを落ち着かせたり、 夜にちゃんと休んだりする働きを含む、 もう少し広い意味の言葉です。
■ 東洋医学でいう「心」とは
東洋医学では、心は 「気持ちを落ち着かせ、 心の状態を安定させる働き」 を担っていると考えられています。
この働きが安定していると、 夜になれば自然と気持ちが休まり、 眠りにつきやすくなる、とされています。
反対に、日中の緊張やストレスが続くと、 気持ちが休まる時間を持てないまま夜を迎え、
布団に入っても頭が冴えたまま、 という状態につながりやすい、 と考えられています。
さらに、心は 「血の巡りを整える働き」 も担っているとされています。
血の巡りが滞ると、 気持ちを落ち着かせる働きも 十分に発揮されにくくなり、
寝つきの悪さや、 眠りの浅さにつながることがある、 というのが東洋医学の考え方です。
この心の働きが乱れやすくなる要因として、 次のようなものが挙げられています。
・慢性的な緊張やストレス
・考え事をため込みやすい性格傾向
・自律神経の乱れ
・呼吸の浅さ、姿勢のかたより
■ 経絡(けいらく)から見る「心」と眠りの関係
東洋医学では、体には 「経絡(けいらく)」という、 エネルギーの通り道のようなものが 全身に張り巡らされていると考えます。
なかでも、脇の下から腕の内側を通り 小指までつながる経絡が、 「心」と深く関わっているとされています。
この経絡の上、 手首の小指側にあるくぼみは 「神門(しんもん)」と呼ばれ、
古くから、気持ちを落ち着けたいときに 使われてきたポイントです。
また、腕の内側にある 「内関(ないかん)」というポイントも、 緊張をゆるめたいときによく知られています。
■ 体に現れる「心」のサイン
問診をしていく中で、 眠れないというご相談をされる方には、 いくつかの共通点があることに気づきました。
・胸のあたりが詰まった感じがする
・些細なことで動悸を感じやすい
・夢を多く見て、眠っても疲れが取れない
・緊張すると汗をかきやすい
・首や肩、特に片側だけがこわばっている
こうした体のサインは、 心の働きが乱れやすい状態と 関連していることがある、と私たちは考えています。
真面目な人ほど、 自分を責めてしまいます。
「もっと頑張らないと」
「私が我慢すれば」
そんな毎日が続くと、 心だけでなく体まで、 緊張し続けてしまうことがあります。
■ 全身のバランスから整えるという視点
ひふみ整体では、 「眠れない」という結果だけを見るのではなく、 体全体のバランスを確認することを大切にしています。
具体的には、丁寧な問診と触診を通じて、 今、体のどこに一番負担が かかりやすい状態にあるのかを確認します。
そのうえで、東洋医学の経絡の考え方も取り入れながら、
姿勢・呼吸・自律神経・心の状態など、 体全体を見ながらコンディションを整えていきます。
局所だけをほぐしても、 また同じことの繰り返しになってしまう。
だからこそ、体全体を一つのつながりとして捉える視点が 欠かせないと、10万人以上の方と向き合う中で実感してきました。
肩や首をほぐすことも、 もちろん大切なケアのひとつです。
ただ、それだけで終わらせず 「なぜ、そこに負担が集中しやすいのか」まで確認していく。
そこまで見て初めて、体全体のコンディションを 整えるお手伝いができると考えています。
なお、不眠の状態が長く続き、 日常生活に大きな支障が出ている場合は、
心療内科や睡眠外来など、 専門の医療機関に相談することも 大切な選択肢のひとつです。
■ ご自宅でできる小さなセルフケア
日々の生活の中でも、 意識していただきたいことがあります。
・寝る前に手首の神門を軽くさすってみる
・4秒吸って8秒吐く、深い呼吸を5回繰り返す
・寝る1時間前はスマホを見る時間を減らす
・湯船に浸かり、肩や胸まわりを軽く動かす
・朝は太陽の光を浴び、体内時計を整える
・夕方以降のカフェインは控えめにする
小さな習慣ですが、 心への負担を減らす一つの手がかりになると考えられています。
睡眠は、夜だけで決まるものではありません。 朝の過ごし方や日中の活動も、 夜の眠りに影響していると考えられています。
■ 一人で頑張らなくて大丈夫です
セルフケアは大切ですが、 それだけでは追いつかないと感じる時期もあると思います。
「頑張っているのに、なぜか眠れない」
そんな状態が続いているなら、 それはあなたの意志が弱いからではありません。
体全体からのサインかもしれません。
セルフケアを試してみてもなかなか変わらないと感じたら、 一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。
ひふみ整体では、全身整体を通じて、 体全体のバランスを確認しながら、 あなたのコンディションづくりに寄り添います。











