ブレインフォグ(頭に霧がかかったような感じ)はなぜ起こる?

 

「頭に霧がかかったように、ぼーっとする」
「考えがまとまらない、言葉がすぐに出てこない」
「病院で検査を受けても、これといった異常は見つからなかった」

 

そんな感覚を抱えていませんか。

最近「ブレインフォグ」という言葉で語られることが増えたこの感覚は、思考力や集中力が低下し、頭の中に霧がかかったようにすっきりしない状態を指す言葉として使われています。医学的な診断名ではありませんが、日常生活のつらさとして訴える方は少なくありません。

ひふみ整体では、こうしたお悩みを一つの原因で決めつけず、複数の視点から検査し、原因を探ることを大切にしています。今回は、ブレインフォグと呼ばれる感覚の背景に、どのような要因が考えられるかを解説します。

 

なぜ頭がすっきりしない感じが続くのか

思考力や集中力は、脳が十分に働くための土台が整っていて初めて発揮されるものです。

この土台は、血流・自律神経・呼吸・栄養など、体のさまざまな働きによって支えられています。

そのため、特定の場所や特定の原因だけで「頭がすっきりしない」状態が起こるわけではなく、体全体のコンディションが積み重なって現れていると、ひふみ整体では考えています。

 

考えられる原因①:自律神経の乱れ

自律神経は、脳への血流や覚醒レベルの調整にも関わっているとされています。

緊張状態が続いて交感神経が優位な状態が長く続くと、体を休めるための副交感神経優位の時間が不足し、脳が十分に休息・回復できないまま働き続けることになりやすいと考えられます。

その結果、頭が休まらないまま疲労だけが蓄積し、「考えがまとまらない」「ぼんやりする」という感覚につながることがあります。

病院の検査で「異常なし」と言われる不調の背景に、自律神経の乱れが関わっているケースは少なくありません。

 

考えられる原因②:呼吸の浅さ

胸式呼吸が中心で横隔膜をあまり使えていない状態が続くと、呼吸のたびに取り込む酸素量が不十分になりやすいと考えられています。

脳は体の中でも多くの酸素を必要とする部位とされており、呼吸の浅さが続くことが、頭がぼんやりする感じに関わっている可能性があります。

呼吸の浅さは自律神経とも密接に関わっており、「呼吸が浅い→交感神経が優位になる→血流や酸素供給が滞りやすくなる→頭がすっきりしない」という悪循環につながることもあります。

 

考えられる原因③:姿勢による首肩の緊張

デスクワークやスマートフォンの使用で頭が前に出た姿勢(頭部前方位)が続くと、首や後頭部の筋肉が慢性的に緊張しやすくなります。

この緊張が、脳への血流を担う首まわりの通り道を圧迫し、結果として頭が重い・すっきりしないという感覚につながることがあると考えられています。

猫背姿勢は胸郭の動きも制限するため、呼吸の浅さを介して、さらに影響が重なりやすくなります。

 

考えられる原因④:栄養面・血糖値の乱高下

食後に血糖値が急に上がり、その後急に下がるという「血糖値の乱高下」が続くと、脳へのエネルギー供給が不安定になり、集中力の低下や倦怠感につながりやすいとひふみ整体では考えています。

朝食を抜く、甘いものや精製された炭水化物を摂り過ぎる、食事の間隔が空きすぎるといった習慣が積み重なることで、血糖値が乱れやすくなります。量を我慢することよりも、食べ方・食べる順番・食事の間隔を整えることを大切にしています。

 

考えられる原因⑤:東洋医学の視点(脾・心)

東洋医学では、「脾(ひ)」は消化吸収や湿気、だるさと関わりが深いとされ、脾の働きの低下が、だるさや頭がぼんやりする感覚として現れやすいという考え方があります。

また、「心(しん)」は睡眠や精神の状態と関わるとされ、心の乱れが、思考の落ち着かなさや集中力の低下として現れると考えられています。

これらはあくまで東洋医学的な一つの視点であり、体全体のバランスを考える手がかりとして参考にしています。

 

考えられる原因⑥:睡眠と感情・思考の影響

睡眠の質が低下していると、脳や体を回復させる時間が十分に確保できず、日中のぼんやり感につながりやすくなります。

また、慢性的なストレスや考え事の多さ、我慢・頑張りすぎる考え方の癖も、自律神経の緊張を通じて、頭が休まらない状態を助長すると考えられます。

 

一つの原因だけで決めつけない理由

ここまで挙げてきたように、ブレインフォグと呼ばれる感覚の背景には、自律神経・呼吸・姿勢・栄養・東洋医学・睡眠や感情など、複数の要素が絡み合っていることが多いと考えています。

ひふみ整体では、「この感覚の原因はこれ」と一つに決めつけるのではなく、検査を通じて体の状態を確認しながら、その方に合った原因の仮説を組み立てることを大切にしています。

ご自身でできるセルフケア

深い呼吸を意識する:吸う時間より吐く時間を長くする呼吸を、1日数回取り入れてみる
朝食を抜かない:たんぱく質を意識した朝食で、血糖値の安定を目指す
朝日を浴びる:起床後に朝日を浴びることで、自律神経のリズムが整いやすくなるとされています
首肩を休める時間を作る:長時間同じ姿勢が続いたら、こまめに休憩を挟む
就寝前のスマートフォンを控える:睡眠の質を保つための工夫の一つとして

これらはあくまで一つの工夫であり、感覚の背景は人によって異なります。

 

気になる症状が続く場合は

頭がぼんやりする感覚が急に強く出た場合や、しびれ・激しい頭痛・言葉が出ないなどの症状を伴う場合は、念のため早めに医療機関を受診されることをおすすめします。

ひふみ整体は医療機関ではないため、まずは体の状態を確認しながら、必要に応じて専門機関の受診もあわせてご案内しています。

 

まとめ

頭に霧がかかったようにぼんやりする「ブレインフォグ」と呼ばれる感覚は、自律神経の乱れ、呼吸の浅さ、姿勢による緊張、血糖値の乱高下、東洋医学的な視点、睡眠・感情の影響など、複数の要素が絡み合って起こっている可能性があります。

ひふみ整体では、キネシオロジー・筋力テストなどの検査法を用いて、お一人おひとりの体の状態を確認しながら、原因の仮説を一緒に探っていきます。

「病院では異常なしと言われたけれど、頭がすっきりしない状態が続いている」という方は、一度体の状態を検査してみませんか。

 

よくある質問

Q. ブレインフォグは病気ですか?
A. 「ブレインフォグ」は医学的な診断名ではなく、頭がぼんやりして思考力や集中力が低下する感覚を表す言葉として使われています。

背景には自律神経や生活習慣など、複数の要因が関わっていると考えられます。

Q. ストレスが原因ですか?

A. ストレスは自律神経の乱れを通じて関わる要因の一つと考えられますが、それだけで説明できるものではありません。

姿勢や呼吸、栄養状態など、複数の視点から総合的に確認することを大切にしています。

Q. 病院で異常がないと言われましたが、相談できますか?
A. はい。「病院で検査を受けても異常が見つからない」という方からのご相談は多くいただいています。

体全体を検査し、考えられる背景を一緒に探っていきます。

お知らせの最新記事

採用情報
スタッフ紹介
院内のご案内 お問い合わせ

おすすめ記事

ページ上部へ戻る