鼻だけの問題と思っていませんか?副鼻腔炎で「寝ても疲れる」人に起きていること

 

鼻はぐずぐず、でも一番つらいのは「疲れ」かもしれません

副鼻腔炎と診断されて、薬を飲みながら過ごしている。

 

鼻づまりや鼻の奥の重さも気になるけれど、それ以上に困っているのは、

「しっかり寝たはずなのに、朝から体が重い」
「日中もぼーっとして、頭が働かない」

という疲れではありませんか。

 

副鼻腔炎は「鼻の炎症」として説明されることが多く、疲れやすさとは関係がないように思われがちです。

ですが、鼻がつまった状態が長く続くと、呼吸のしかたや睡眠の質、自律神経の働きにまで影響が広がっていくことがあります。

ひふみ整体にも、「病院で鼻の治療は受けているのに、だるさだけがなかなか抜けない」というお悩みで来院される方がいらっしゃいます。

 

「寝ても疲れる」の背景は、一つではありません

まず前提として、副鼻腔炎そのものは耳鼻科などの医療機関で相談していただく症状です。

ひふみ整体で鼻の炎症をどうにかできるわけではありません。

ただ、「寝ても疲れが取れない」という部分に関しては、鼻づまりをきっかけに体のあちこちで起きている変化が重なっていることが多く、ひふみ整体ではその背景を検査で探っていきます。

 

ここでは、鼻づまりが続いているときに体で起きやすいことを、いくつかの視点からご紹介します。

すべてが当てはまるわけではありませんが、「自分にも心当たりがある」と感じる項目があれば、疲れの背景を見直すヒントになるかもしれません。

鼻づまりが続くと、体で起きやすいこと

① 気づかないうちに口呼吸になっている

鼻がつまると、その分だけ口で呼吸する時間が増えます。特に、眠っている間は自分で気づけないため、一晩じゅう口呼吸のまま過ごしている方もいらっしゃいます。

口呼吸は鼻呼吸に比べて空気の通り道が変わり、喉が乾きやすく、眠りが浅くなりやすいと考えられています。

朝起きたときに口や喉がカラカラしている、いびきを指摘されるようになった、という方は、夜間の口呼吸が関わっている可能性があります。

 

② 呼吸が浅く、速くなっている

鼻がつまって息がしにくい状態が続くと、一回の呼吸で取り込める空気が減り、呼吸は自然と浅く・速くなりやすくなります。

ひふみ整体では、呼吸は自律神経に意識的にはたらきかけられる数少ない入り口だと考えています。呼吸が浅い状態が続くと、体を休息モードに切り替える神経(副交感神経)が優位になりにくく、日中も夜間もリラックスしづらくなることがあります。

 

③ 自律神経が「緊張したまま」になりやすい

息苦しさや不快感が続くと、体は無意識に力が入りやすく、交感神経が優位な状態が長引きやすくなります。

ひふみ整体では、こうした緊張が抜けにくい状態を「過緊張」と呼んでいます。これは医学的な診断名ではなく、当院が臨床の中で使っている考え方です。

過緊張の状態で眠りにつくと、寝ている間も体が十分に休まらず、睡眠時間をとっても疲れが残りやすくなると考えられます。

「気合いが足りない」といった気持ちの問題ではなく、自律神経の状態として起こるものです。

 

④ 睡眠の質が下がっている

口呼吸・呼吸の浅さ・体の緊張が重なると、眠りが浅くなる、途中で目が覚める、朝すっきり起きられない、といった形で睡眠の質が下がりやすくなります。

「時間は寝ているのに疲れが取れない」という場合は、睡眠の長さよりも、眠っている間に体をどれだけ回復させられているか、という質の面に背景があることがあります。

 

⑤ 姿勢のクセが呼吸をさらに浅くしている

鼻がつまって苦しいとき、人は無意識にあごを前に出し、頭が前に傾いた姿勢(頭部前方位)になりやすいと言われています。

猫背や巻き肩があると、胸郭(肋骨まわり)の動きが制限され、ただでさえ浅くなっている呼吸がさらに浅くなることがあります。

姿勢・呼吸・自律神経は互いに影響し合っているため、どれか一つだけを見ても背景がつかみにくいと、ひふみ整体では考えています。

 

⑥ 東洋医学では「肺」との関わりで考える

東洋医学には、五臓のはたらきと体の状態を結びつけて考える見方があります。そのなかで「肺」は、呼吸・皮膚・鼻・悲しみといったキーワードと関連づけて語られます。

鼻の不調や呼吸の浅さが続いているときは、東洋医学の「肺」の観点からも体質や生活習慣を振り返ることがあります。

これは西洋医学的な説明と対立するものではなく、原因を多面的に見るためのもう一つの視点として取り入れています。

 

ひふみ整体の考え方

ここまでご紹介した①〜⑥は、それぞれ独立した原因というより、鼻づまりをきっかけに連鎖して重なっていくことが少なくありません。

口呼吸が睡眠の質を下げ、睡眠の質の低下が自律神経の緊張を抜けにくくし、その緊張が呼吸をさらに浅くするというように、悪循環として続いていくことがあります。

 

そのためひふみ整体では、「寝ても疲れる」というお悩みに対して、キネシオロジー・筋力テスト(体の反応を確認するための検査法)などを通じて、呼吸・姿勢・自律神経・栄養・考え方のクセといった背景を一つひとつ確認していきます。原因を決めつけるのではなく、検査でその方に合った背景を探っていくという姿勢を大切にしています。

鼻の炎症そのものは医療機関にお任せしながら、体の使い方や自律神経の面から、疲れが抜けやすい状態づくりをサポートするという役割分担です。

 

今日からできるセルフケア

無理のない範囲で、できそうなものから試してみてください。

– 日中は鼻呼吸を意識する:鼻が通っているときは、口を閉じて鼻でゆっくり呼吸する時間を意識的に作ります。
– 腹式呼吸を1日数回:鼻から4秒かけて吸い、6〜8秒かけて長く吐きます。吐く時間を長くすると、体が休息モードに切り替わりやすいとされています。
– 姿勢をこまめにリセットする:座っているときにあごを軽く引き、頭が前に出すぎていないか確認します。
– 朝日を浴びる:起きたら数分でも日光を浴びると、自律神経のリズムが整いやすいと言われています。
– 就寝前のスマートフォンを控える:眠りに入るまでの時間の質に影響すると考えられています。
– ツボを軽く押す:頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)や、手の甲の親指と人差し指の骨が合わさる手前にある合谷(ごうこく)は、自律神経や頭のすっきり感と関連づけて語られるツボです。痛気持ちいい程度のやさしい強さで押します。

鼻づまりや息苦しさが強いとき、発熱や強い痛みを伴うとき、症状が長く続くときは、まず耳鼻科などの医療機関で相談してください。

 

おわりに

副鼻腔炎で「寝ても疲れる」という状態は、意志の弱さや疲れやすい体質のせいだと決めつける必要はありません。

鼻がつまることで呼吸が浅くなり、睡眠の質が下がり、自律神経が休みにくくなる。

そんな連鎖が、疲れという形で表面に出ているだけかもしれません。

鼻の治療を続けながら、呼吸や姿勢、生活習慣を少しずつ見直していくことで、朝の重さが変わっていく方もいらっしゃいます。

ひふみ整体では、そうした背景を一緒に探りながら、疲れをためこみにくい体づくりをサポートしています。

鼻の不調に疲れやだるさが重なってつらいという方は、一度ご相談ください。

 

FAQ

Q. 副鼻腔炎は整体で改善しますか?
A. 副鼻腔炎そのものは耳鼻科などの医療機関で相談していただく症状で、ひふみ整体で鼻の炎症をどうにかするものではありません。

ひふみ整体では、鼻づまりに伴って浅くなった呼吸や、緊張した自律神経、姿勢のクセといった背景を検査し、体の面から疲れが抜けやすい状態づくりをサポートしています。

 

Q. 鼻の治療は終わったのに、だるさだけが残っています。なぜでしょうか?
A. 鼻づまりが続いた期間に、口呼吸や呼吸の浅さ、体の緊張のクセがついたまま残っていることがあります。

こうしたクセは自然に戻る方もいれば、なかなか戻らない方もいます。呼吸や姿勢、自律神経の状態を検査して、背景を確認してみることをおすすめします。

 

Q. 自分でできることはありますか?
A. 日中に鼻呼吸を意識する、腹式呼吸を1日数回取り入れる、朝日を浴びる、就寝前のスマートフォンを控えるなど、生活習慣の中でできることから少しずつ整えていくとよいとされています。すべてを完璧にする必要はありません。

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