昔はいびきをかかなかったのに…。40代になって夫から指摘されるようになった女性へ

神戸三ノ宮いびき

 

「最近いびきかいてるよ」。ある日、夫からそう言われて戸惑った方はいらっしゃいませんか。

若い頃はそんなことを言われた記憶がないのに、40代に入ってから指摘されるようになった。自分では眠っているので気づけず、なんとなく気まずい思いだけが残る。そんなお声を、ひふみ整体でもときどきお伺いします。

実はこの変化には、更年期にともなうホルモンバランスの揺れや、自律神経の乱れ、姿勢や呼吸の癖などが重なって関わっている可能性があります。ただし、原因を一つに決めつけられるものではありません。この記事では、ひふみ整体が大切にしている「なぜそこに負担がかかっているのか」という視点から、40代からのいびきについて一緒に考えていきます。

 

いびきの原因は一つではありません

いびきは、眠っているあいだに喉の奥(気道)が狭くなり、空気が通るときに粘膜が振動して音が出る現象だと考えられています。

では、なぜ40代になって気道が狭くなりやすくなるのか。ひふみ整体では、次のような複数の視点が重なって起こると考えています。

– ホルモンバランスの変化と、喉まわりの筋肉のゆるみやすさ
– 自律神経の乱れ・過緊張による眠りの浅さ
– 姿勢の崩れ、口呼吸、呼吸の浅さ
– 東洋医学的な「肺」「腎」の視点
– 体重や栄養の変化

一つずつ見ていきましょう。

 

ホルモンバランスの変化と喉まわりの筋肉

40代に入ると、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が少しずつ変化し始めます。

このうちプロゲステロンには、呼吸に関わる筋肉の働きを保つ方向にはたらく面があると考えられています。

40代以降、こうしたホルモンが揺らぎながら減っていくことで、眠っているあいだに喉や舌の付け根の筋肉がゆるみやすくなり、

気道が狭くなりやすい状態につながる可能性がある、というのがひふみ整体の考え方です。

 

「昔はかかなかったのに」という変化の背景に、こうしたホルモンの移り変わりがあることは少なくありません。

年齢を重ねること自体は自然な変化ですが、「歳のせい」だけで片付けず、他の要因と重ねて見ていくことが大切だと考えています。

 

自律神経の乱れ・過緊張と眠りの浅さ

自律神経の中でも、交感神経が優位な状態が続くと、本来ゆるむべき場面でも身体の緊張が抜けにくくなります。

ひふみ整体では、このように緊張が慢性的に抜けない状態を「過緊張」と呼んでいます。

過緊張があると、眠りに入っても呼吸が浅く速いままになりやすく、口が開いた状態で眠ってしまうこともあります。

眠りが浅く、呼吸が口中心になると、それだけいびきをかきやすい条件がそろってしまいます。

 

– 病院で検査を受けても「異常なし」と言われることが多い
– マッサージやリラクゼーションを受けても、すぐに緊張状態に戻る
– 頑張り屋で、我慢しがちな性格である

 

このような傾向がある方は、日中の緊張が夜になっても抜けきらず、眠りの質の低下といびきに影響している可能性があります。

更年期の時期は、ホルモンの揺らぎを背景に自律神経がいっそう乱れやすくなるため、この影響が表に出やすい時期とも言えます。

 

姿勢・呼吸の癖といびき

デスクワークやスマートフォンの時間が長い生活が続くと、頭が前に出た姿勢(頭部前方位)や、猫背・巻き肩が固定化しやすくなります。

頭が前に出た姿勢は、あご下から首の前側にかけての空間を狭めやすく、仰向けで眠ったときに気道が圧迫されやすくなると考えられます。

また、猫背や巻き肩で胸郭(肋骨まわり)の動きが制限されると、呼吸が浅くなり、鼻ではなく口で呼吸する癖につながりやすくなります。

「呼吸が浅い」という自覚がない方も多いのですが、日中に深いため息が増えていたり、気づくと口が開いていたりする場合は、一つのサインかもしれません。

日中の姿勢と呼吸の癖は、そのまま眠っているあいだの呼吸にも影響すると、ひふみ整体では考えています。

 

東洋医学から見たいびき

東洋医学の考え方では、呼吸や喉の状態は「肺」の働きと関連づけられます。

また、加齢にともなう身体の変化は「腎」と結びつけて考えられています。

40代からのいびきは、この「腎」の移り変わりを背景に、呼吸に関わる「肺」の働きが重なりやすい時期の変化とも捉えられます。

東洋医学はあくまで一つの視点であり、これだけで原因を決めつけるものではありませんが、姿勢や自律神経の視点と合わせて考えることで、不調をより立体的に捉えるヒントになります。

 

体重・栄養の変化という視点

40代以降は、ホルモンバランスの変化や活動量の減少にともなって、体重や身体のつき方が変わりやすい時期です。

首まわりの変化は、気道の狭さに影響する要因の一つと考えられています。

また、血糖値の乱れ(朝食を抜く、糖質に偏るなど)が続くと自律神経が過活動になりやすく、眠りの質にも関わってきます。

ひふみ整体では、食事の内容や食べ方も、姿勢や呼吸と同じくらい大切な視点として一緒に振り返っていただいています。

 

気をつけていただきたいこと

いびきそのものは多くの方に見られるものですが、次のような様子がある場合は、背景に医療機関での確認が必要な状態が隠れていることもあります。

眠っているあいだに呼吸が止まっていると指摘された
大きないびきのあと、あえぐように呼吸が戻ることがある
日中に強い眠気があり、しっかり寝ても疲れが取れない
朝起きたときに頭痛や口の渇きが強い

こうした様子がある場合は、まず睡眠外来や耳鼻咽喉科などの医療機関でご相談いただくことをおすすめします。

ひふみ整体でも、必要と考えられる場合は医療機関の受診をおすすめしたうえで、身体の面からできるサポートを一緒に考えています。

 

ひふみ整体で行っている検査

ひふみ整体では、こうしたお悩みに対して、キネシオロジー・筋力テストという検査法を用いて、姿勢の癖や自律神経の状態、呼吸のパターンなどを確認しています。

キネシオロジーとは、身体の反射を利用して反応を確かめる検査方法です。

 

いびきという一つの現象だけを見るのではなく、「なぜ気道に負担がかかりやすくなっているのか」を、全身のバランスの中から探ることを大切にしています。

同じいびきでも、姿勢の影響が大きい方、呼吸や自律神経の影響が大きい方など、原因の重なり方は人によって違います。

 

ご自宅でできるセルフケア

よくなる呼吸(4-9呼吸):鼻から4秒かけて吸い、9秒かけてゆっくり長く吐きます。吐く時間を長くすることで、副交感神経が優位になりやすいとされています。秒数は目安なので、苦しいときは吐く息を少し長くするだけでもかまいません。日中に鼻で呼吸する感覚を思い出しておくと、夜の呼吸にもつながりやすくなります。

胸だけで呼吸しない:息を吸ったときにお腹や脇腹がふくらむよう、横隔膜を使った呼吸を意識してみましょう。

姿勢を見直す:デスクワーク中に頭が前へ出ていないか、猫背・巻き肩になっていないか、ときどき確認してみてください。
寝る前の環境を整える:就寝1時間前はスマートフォンを控え、朝は日光を浴びて体内時計を整えると、眠りの質のきっかけづくりになります。
横向きで眠ってみる:仰向けで気道が狭くなりやすい方は、横向きの姿勢を試してみるのも一つの方法です。

 

これらはあくまでセルフケアの一つであり、効果を保証するものではありません。

いびきが強い場合や、先ほど挙げたような様子がある場合は、まず医療機関で確認していただくことをおすすめします。

 

まとめ

40代になって指摘されるようになったいびきは、更年期にともなうホルモンバランスの変化だけでなく、自律神経の乱れ、姿勢や呼吸の癖、体重や栄養の変化など、複数の要因が重なって起こっている可能性があります。

 

「歳のせい」と諦めてしまう前に、ご自身の姿勢や呼吸、日中の緊張状態を振り返ってみることが、身体と向き合う一つのきっかけになるかもしれません。ひふみ整体では、検査を通じてお一人おひとりの背景を探りながら、心と身体の両面からサポートしています。40代からのいびきや眠りの質が気になる方は、一度ご相談ください。

 

FAQ

Q. 40代からいびきをかくようになったのは更年期のせいですか?**
A. 更年期の時期にいびきが気になり始める方は少なくありませんが、原因を一つに断定することはできません。ホルモンバランスの変化に加えて、自律神経の乱れや姿勢・呼吸の癖、体重の変化などが重なって関わっている場合があります。

Q. いびきは整体で対応できますか?
A. ひふみ整体では、いびきそのものを施術の対象とするのではなく、その背景にある姿勢の癖や呼吸のパターン、自律神経の状態を検査し、身体の面から負担を見直すお手伝いをしています。効果を保証するものではなく、症状によっては医療機関での確認をおすすめしています。

Q. どんな場合に病院へ行ったほうがよいですか?
A. 眠っているあいだに呼吸が止まると指摘された、大きないびきのあとにあえぐように呼吸が戻る、日中の強い眠気が続く、朝の頭痛や口の渇きが強いといった場合は、まず睡眠外来や耳鼻咽喉科などの医療機関でご相談ください。

Q. 自宅でできることはありますか?
A. 鼻から吸って長く吐く呼吸を意識する、横隔膜を使った呼吸を練習する、日中の姿勢を見直す、寝る前のスマートフォンを控えるといったことが、眠りの質を整えるきっかけとして取り入れられることがあります。ただし、これだけで改善を保証するものではありません。

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