学生の過眠症、「意志の弱さ」ではないかもしれません

「朝どうしても起きられない」

「授業中に強い眠気に襲われて集中できない」

「寝ても寝ても眠い」

お子さんがそんな様子だと、つい「夜更かししているから」「だらしないから」と考えてしまいがちです。

ご本人も、自分を「怠けている」と責めてしまっていることがあります。

 

ですが、ひふみ整体では、こうした強い眠気や起床の困難さを、単純な「意志の弱さ」や「やる気の問題」として片付けることはありません。身体の状態、特に自律神経の働きが背景にある場合が多いと考えています。

 

 単一の原因で決めつけない

日中の強い眠気や朝起きられない状態には、思春期特有の身体の変化、睡眠習慣、ストレス、栄養状態など、いくつもの要因が関係している可能性があります。

「これが原因」と一つに断定できるものではなく、複数の視点から確認していく必要があります。

ここでは、ひふみ整体が大切にしている視点から、考えられる背景をいくつかご紹介します。

 

考えられる背景

 自律神経の乱れ

学生生活は、勉強・部活動・人間関係など、緊張やプレッシャーにさらされる場面が多くあります。緊張状態が続くと、交感神経が優位なまま、本来リラックスすべき夜間にも身体の緊張が抜けにくくなることがあります。

 

ひふみ整体ではこの状態を「過緊張」と呼んでいますが、夜に緊張が抜けきらないまま眠りが浅くなり、朝になっても身体が休息モードから活動モードへうまく切り替わらないことで、強い眠気や起床の困難さにつながっているケースを見てきました。

 

姿勢・呼吸

猫背や前かがみの姿勢が続くと、胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸は自律神経に意識的にアプローチできる数少ない入り口とされており、呼吸が浅い状態が続くと、

自律神経のバランスにも影響が及ぶと考えられます。長時間のスマートフォン操作や勉強中の姿勢の癖も、関係している場合があります。

 

生活習慣・生活リズム

就寝時間の遅さ、就寝前のスマートフォン使用、朝日を浴びる習慣の少なさなど、体内時計を乱す要因が積み重なっていることも少なくありません。

学業や部活動で生活リズムが不規則になりやすい学生ならではの背景もあります。

 

栄養

朝食を摂らない習慣や、糖質に偏った食事による血糖値の変動は、日中の眠気やだるさに関わると考えられています。特に朝食を抜くと、午前中のエネルギー供給が不安定になりやすい傾向があります。

 

東洋医学の視点

東洋医学では、「脾(消化吸収・だるさとの関連)」や「腎(消耗・気力との関連)」の働きが、

日中の強い眠気やだるさと関連づけて語られることがあります。

 

あくまで一つの視点として、身体全体のエネルギーの巡りを見る際の参考にしています。

 

 感情・思考の癖

真面目で頑張り屋なお子さんほど、無理をしてでも周囲に合わせようとしたり、プレッシャーを抱え込みやすかったりする傾向があります。

こうした頑張りすぎる考え方の癖が、知らず知らずのうちに緊張状態を長引かせている場合もあります。

 

 ひふみ整体で行っていること

ひふみ整体では、キネシオロジー(筋反応を利用した検査法)などを使い、姿勢・呼吸・自律神経の状態を検査したうえで、どこに負担がかかっているのかを確認します。

「気合いが足りない」という前提ではなく、身体の状態を一つひとつ確認しながら、原因を一緒に探っていくという姿勢を大切にしています。

 

おうちでできること

– 朝、カーテンを開けて日の光を浴びる(体内時計を整えるきっかけになります)できればオデコで浴びる
– 就寝1時間前はスマートフォンの使用を控える
– 朝食を摂り、血糖値を安定させる習慣を意識する
– 鼻からゆっくり吸って長く吐く呼吸を、寝る前に数回試してみる

 

すぐに結果が出るものではありませんが、少しずつ生活の土台を整えていくことが、身体の負担を減らす一歩になります。

 

 まとめ

学生の過眠や起床の困難さは、「意志が弱いから」「やる気がないから」という一言では片付けられません。

 

自律神経、姿勢や呼吸、生活習慣、栄養、そして頑張りすぎる考え方の癖まで、いくつもの要因が積み重なって身体に表れている可能性があります。

 

まずはお子さんを責めるのではなく、「身体に何か負担がかかっているのかもしれない」という視点を持ってみてください。

ひふみ整体では、そうしたお悩みについても検査を通じて一緒に原因を探っていきます。気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

FAQ

Q. 過眠症は病気ですか?
A. 過眠症という診断名は医療機関での判断が必要です。ひふみ整体では診断は行わず、身体の状態(自律神経・姿勢・呼吸など)を検査し、生活の中でできることを一緒に考えるお手伝いをしています。

Q. 起立性調節障害と関係がありますか?
A. 朝起きられない症状は、起立性調節障害でもよく見られます。関連する記事もあわせてご参照ください

 

心配なときは医療機関の受診も

強い眠気が長期間続く場合や、日常生活に大きな支障が出ている場合は、医療機関での相談も選択肢の一つです。ひふみ整体は医療機関ではないため、診断や治療を行うことはできませんが、身体の状態を検査によって確認し、生活の中でできることを一緒に考えるお手伝いはできます。

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