なかなか改善しない腰痛 ストレスも回復を遅らせてしまう

痛みはストレスがあると感じやすい

私たちの体には、もともと痛みを感じなくさせる機能があります。

それは、脳の中にある「側坐核」(そくざかく)というところです。

これは脳に痛みの信号が届いたときに、同時に痛みを抑える鎮痛物質を出す指示をするところなのです。

でも、ストレスがある状態だと、この側坐核の働きが悪くなってしまうんです。

だから痛みを抑える機能がうまく働かず、痛みを強く感じやすくなってしまいます。

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慢性的な腰痛でお悩みの方を対象とした調査で、8割以上の人が笑ったりすることで痛みがましになったという実験データがあります。

アメリカの大学の研究では、腰痛で悩む人の7割の方は、この側坐核の機能低下がみられたいうことです。

 

痛みの発生原因となっているところの状態は変わらなくても、

痛みを感じる脳の部分で、鎮痛作用のある物質を必要量出すという事がきちんとできていれば、

痛みを感じる度合いが減るのですから、

ぜひストレス発散してたくさん笑って、痛みを吹き飛ばしていきたいですね。

 

ストレスがあると腰痛を引き起こしやすい

いったん腰を痛めてしまうと、「なんで??」という思いが強くなり、それがストレスになっていることも多いです。

治っても、また痛くなるのではないかという不安な気持ちもストレスを強くしてしまいますよね。

 

腰が痛いと、今まで出来ていたことが出来ない。

予定していた子どもとの約束を果たせないかもしれない。。。悪いなあ。。。

痛みそのものがストレスになるのに、さらに腰痛がある事で

いろんなマイナス感情が生まれてしまいますよね。

 

そうして、鎮痛物質をだすという脳の機能も低下して、

より痛みを感じやすくなるという「負のスパイラル」にはまってしまわないように気をつけましょう。

 

ストレスを感じた時の体の状態

ストレスを感じると、身体はどうなるでしょうか?

筋肉が硬くなり、身構えた状態になります。

内臓の動きが悪くなったりもします。プリント

 

内臓の動きが悪くなることで、腹部に無駄な緊張が生まれます。硬くなることで、ストレスがかかった時に

ますます、うまく受け止められなくなってしまいます。

また、ストレスを受けると、脳からお尻の仙骨まで通常流れている「脳脊髄液」の循環が悪くなります。

すると脊骨のわきにある細かい筋肉が、かたくなってしまいます。

 

脳脊髄液の循環が悪いので、修復も遅くなってしまい、

脊骨の横全部が硬くなってきて、背中全体が硬くなって、腰に痛みを出しやすくしてしまいます。

 

ストレスがかかると、肩が上がります。

肩が上がった状態が長いと、肩がこるだけでなく、腰までくっついている「広背筋」を引きのばし過ぎの状態になって、

筋肉にダメージが溜まって、腰痛になるということもあります。

ストレスってほんと良くないですね。

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ただ、ある程度のストレスというのは、私たちには絶対に必要なものでもあります。

それが過度にかかり続けると、心も体も疲弊してしまうのです。

自分にとって何がストレスとなっているのかというのを考えてみましょう。

ストレスの原因を取り除いたり、

気持ちを切り替えることで、

症状が劇的に良くなることも多々あるんですよ~。

 

ストレスがかかって、何が症状が出ているかもしれない、と思った時に

「弱い自分」「負けた気」を感じてしまってないでしょうか?

 

そうではありません。

今の身体の状態にとっては、今の仕事・家事・子育てなどがオーバーワークだというサインなのです。

身体を整えることでストレスに強くなる事は十分に可能なので、落ち込まないでくださいね。

 

いまはオーバーワークになっているかもしれない。

心の中に、外には出せない思いや感情があるのかもしれない。

そういった事を吐きだせる環境作りも大事です。

誰にも話す人がいないなら、日記をつけたりするのもお勧めです。

 

他にも運動したり、好きなことをしたりして頭をからっぽにする時間を積極的に持ちましょう。

 

あなたの腰痛は、ストレスからきているのか

なかなか取れない腰痛の裏にストレスが原因となっている人が大変多いので

今までストレスと腰痛の関係のお話をしてきましたが、

ところであなたの腰痛は、ストレスによって強まっていると考えられるのかとちょっと分析してみましょう。

 

今は、腰が痛くて病院に行って色々と検査したけれど、特に異常は見つからない、でも痛いと言った方が腰痛をお持ちの方の

8割を超えるので、そのお話をしています。

 

もし、レントゲンで見つかるような、椎間板の以上や髄核の突出などがあって、痛みが出ている場合は、

「前かがみになったり、荷物を持つ時は痛いけど、歩いている時は痛くない」といった風に

痛みの感じ方に一貫性があります。

動作と痛みの関係がはっきりしているので、痛くない姿勢というのが見つかるはずなのです。

 

でも、姿勢や動作と痛みが出る事に一貫性がなかったり、

「そういえば、気分が落ち込んだり、嫌な事があると痛みを強く感じやすいな」と思い当たれば、

精神的ストレスが腰の痛みに関係していると考えられます。

 

次のチェックをしてみましょう

  • 肩こりも感じている
  • 頭痛でも悩んでいる
  • めまいや耳鳴りがある
  • 胃腸が弱っているような気がする
  • 息苦しさや動悸がある
  • 気分が落ち込んだり、眠れない事がある

腰痛があって、上記の症状が2つ以上ある人は、精神的ストレスが腰痛の大きな原因となっている可能性が高いですね。

過去2週間の間に、すごく落ち込むことがなかったか。ここ2週間は普段楽しい事でも、心から楽しめなかったのではないかと考えてみて下さい。

 

この質問にもYesであるなら、

先程の言ったようにストレスを減らす努力をしていきましょう。

 

自分の思いを日記や歌で吐き出したり、

軽く運動して、頭をからっぽにする時間を作ったり、好きな音楽を聴いたり、

呼吸を意識してみるのも大変有効ですね。

 

吐く息を細く長くするようにすると、副交感神経が優位になりやすくなります。

つまりストレス状態とは反対のリラックスの状態です。

出来れば鼻から、細~く少しづつ息を吐いて、体の中の息を全部出すようにします。

 

慣れない時は、長くと言っても5秒くらい吐くと、もう吐く息がないっと感じて苦しくなります。

それでオッケイです!

つぎは、6秒ではく、次は7秒ではくという風に、だんだん長くしていけばいいのです。

 

吸うのはあまり長くなくてもいいのですが、肩を上げて息を吸わないように意識する事と、吐く息が6秒くらいなら3秒かけて、

吐くのが10秒の伸ばせたらすうのは5びょうにするという風に、

吐く息の半分くらいの時間で吸うと覚えておいて下さいね。

 

呼吸をする時は、空気の流れを感じつつ、他には頭でごちゃごちゃ考えるのはやめましょう。からっぽ~です。165514

 

体からリラックスの状態をたくさん作ってあげると、心がストレスを受けても

こうすればリラックス出来ると考える事が出来ます。

ストレスを受けると、必ず体には何らかのダメージが残りますが、それを早く取る事も出来ます。

 

あなたが笑顔でいれると、周りも笑顔になる時間が増えてくるはずですよ。

歯を食いしばって頑張る事も時には必要だったり、しかたなかったりしますが、

体に現れたSOSは、体と心の両面から色んなアプローチで解決できます。

 

1日でも早くあなたが腰の痛みの心配なく笑顔で過ごせる事を、祈っています。

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ひふみ整体は2003年10月に神戸、三宮の北野坂に開業しました。
兵庫県、三ノ宮の各路線(JR、阪急、阪神、地下鉄)から北へ徒歩約3〜5分。
関西近郊や、県外からも定期的に通われる方がいる整体院です。

「土台となる足元から全身を整え、諦めざるを得なかった人生を再チャレンジできる整体院」

をコンセプトに掲げ、今年で20年目を迎えています。

腰痛、肩こりはもちろん、

自律神経の乱れ(頭痛、めまい、不眠、疲れ、だるさ、吐き気、)による、様々な不調に対応しております。

現在、日本自律神経整体協会関西リーダで活動している、院長の大塚真也は、エネルギー療法、自律神経整体、キヅキヒーリング、リメディ療法、など、骨格筋にアプローチする手技だけではなく、様々な視点から身体をみることにより、

これまでに述べ、5万回以上、施術を行ってきました。

その中で培った経験と知識をもとに、うつ、不登校などにも対応しています。

その他、最新のトレーナーの知識も積極的に取り入れており、

身体の使い方からクライアントにあった提案をすることで、根本的な解決を目指しています。

足元を重視する整体で培った知識と経験のもと、三宮巻爪センターも併設しております。
「巻爪の原因は足の使い方によるものが大きい」という考えから、
「ただ矯正する」のではなく「一生巻き爪を繰り返さない」ことを目指して、

「徹底したアフターケア」「ゴルフボールでの足指のトレーニング」「歩行指導」などを取り入れています。

矯正器具は、「日本フットケア整体協会」指導の元、株式会社リフレプロジャパンの特許取得製品 、意匠登録製品(日本製)「巻き爪矯正インベントプラス」を使用しています。装着時は痛みがなく、様々な形の爪に対応可能。
神戸の巻爪センターの中では特に再発防止に力を入れています。

 

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