腰痛持ちの人がついやってしまう生活習慣
「腰痛持ち」になってしまっている人
腰が痛いことの原因は、椎間板が狭くなったり、髄核が飛び出たりといった風な腰の骨の異常でないことがほとんどです。
もし、髄核が飛び出ていても神経に触れているなら、しびれたりもするはずだからです。
ちょっと実験してみましょう。
ひじの内側で骨が少しへこんでいるところがありますが、
ここは神経に簡単に触れられるところです。
この部分を強く押すと、ジーンと指先へしびれを感じますが、痛くはありません。
このように神経を触るとしびれることがほとんどで、痛くはないのです。
だから、髄核が飛び出て神経に触れている事が、痛みの原因とは考えられません。
髄核が飛び出ることで周囲の筋肉が硬くなる、
もしくは筋肉が硬くなっている状態だから、椎間板がすり減ったり髄核が飛び出たりするのです。
実際は筋肉が異常に引っ張られた事で、痛みが発生することの方が多いのです。
つまり、腰痛が発生しているときは、
筋肉が痛みを発信している状態と考えられます。
腰痛を繰り返している方は、
毎日の習慣のなかで、筋肉に負担のかかる姿勢や行動があり、
疲労がたまっています。
そしてその疲労が、ずっと取れない状態になっているため、
何度も繰り返してしまうのです。
また、腰痛を引き起こす筋肉の疲労というのは、
腰の筋肉だけとは限りません。
1肩周囲の筋肉の過度の緊張・疲労
2脚の筋肉の過度の緊張・疲労、太ももの前と後ろの筋肉のアンバランス
3内臓の緊張、おなかの筋肉の過度の緊張
大きく分けてもこの3つの部位の筋肉から
腰の痛みを引き起こしていることが多いのです。
なぜ「腰痛」を繰り返すのか
擦り傷は、ほっといても治りますよね。
なおらないとしたら、かさぶたが出来て治りそうって時に
かさぶたをはがしてしまえば、なかなか治りません。
そんなことをしなければ人間の体には、
自然治癒力が備わっているので、かならず擦り傷は治るはずなんです。
腰痛は、筋肉が傷ついたり、発痛物質がたまって痛みを感じたり、
硬くなることで神経を圧迫してだるいなどの症状が出ている状態だと考えられます。
かすり傷と同じように、筋肉を作る細胞が傷ついている状態なので、
本当ならば放っておいても勝手に改善するはずのものなのです。
でも、なかなか改善しない。
そしていったん痛みが消えてもまた繰り返す。
なぜでしょうか?
それは、かすり傷のかさぶたをはがすのと同じ行動が腰痛においてもされているからです。
どういう事かと言うと、ある部分の筋肉に常に負担がかかり、疲労がたまるような行動の習慣があるから、
腰に痛みを引き起こすのを繰り返すということなのですね~。
それがなくなれば、腰痛を繰り返さなくなります。
まずはご自分の行動、習慣を考え直してみることが大事ですね。
「腰痛もち」にならない為に
大事なのは、筋肉を部分的に使いすぎたり、負担をかけて疲労をためない事。
そして腰痛に関係する筋肉は、腰の筋肉とは限らないと言う事。
この2つです。
では、筋肉が硬くなって痛みの原因となってしまうような生活習慣はどんなものか考えていきましょう。
① 同じ動作を続ける、くりかえすことが多い
・同じ姿勢であまり動かずにお仕事をしていませんか?
座りっぱなしでデスクワークをしているひとは、体全体の筋肉がかたまってしまいます。
30分に一回は、椅子から立って歩いたり簡単なストレッチなどをして体の循環をあげましょう。
・テニスやゴルフ、野球など同じ動作を繰り返すようなことをたくさんしている
体を動かすことは心の面でも、とても良いことなのですが、
動かしたことによる疲労をちゃんとケアしないと、
左右差が出たり、筋肉のアンバランスを生みやすくなります。
動かした後のケアや練習量を考え直しましょう。
・同じ方に電話やテレビがあったり、同じ側に人がいていつも同じ方向を向いている。
お仕事で同じ方に体を傾けて入力をしたり、電話を取ったりすることが多い人は、
自宅でテレビを見るときは、お仕事とは反対を向くような環境を作りましょう。
窓口業務やレジ打ちの人は、お仕事の環境で左右差が出やすいですね。
人と話すときも同じです。左右のバランスを取るように心がけましょう。
家族が座るテーブルもときどき席替えしてみるといいですね。
② 動かし方に癖がある。ゆっくり体を動かすことが苦手。
・立ち仕事で脚の筋肉の負担が大きくありませんか?
立ち方と言うのはとても大事です。お仕事や学校に通うような年齢で有れば、立って歩かない日が無い人はほとんどいないと思います。
たとえば脚の外側ばかりに体重がかかっている歩き方、立ち方をしていたとします。
脚の外側の筋肉とお尻の外の筋肉が過度に緊張して、腰を引っ張ってしまい腰痛を引き起こします。
立ち方、歩き方に癖があって、右足と左足の筋肉の疲労度が違ったり、太ももの前と後ろの
筋肉の強さが違ったりすると、強い方・硬い方に引っ張られて腰の筋肉を傷めて痛みの原因となります。
脚の筋肉を全体的に柔らかくしたりすることを心がけましょう。
また、負担を減らすために、立ち方や歩き方に癖があるなと思ったら、
改善する努力をしましょう。
靴の減り方が左右で違ったり、足の太さや疲れ方に左右差が出ている人は、
そうかな~と疑ってみた方がいいですね。
・重いものを急に持ち上げたり、ベッドから急に起き上がるのが癖だ。
慣れているから?せっかちだから?急に動く理由はよくわかりませんが、急に体をうごかすことで腰を痛めることがよくあります。
腰痛を一回でも経験していたり、普段から筋肉が硬くなりやすいなと思う人は、
筋肉の状態を感じながら、体を動かす習慣をつけておくと安心です。
重いものは、持つ前に肩の力を抜いて、ひざを曲げて持つようにしましょう。
寝ころんだ状態から起き上がるときは、常に横向いてからゆっくりと起きるようにしましょう。
朝、顔を洗うときは、脚を広げて、洗面台に手をついてから腰を曲げましょう。
知らない内にため込んだ筋肉の疲労が、ある動作をきっかけで、許容量を超えてしまい痛みを発生してしまうのはよくあるので、そうならないように日ごろから気を付けましょう。
③ 筋肉を硬くする環境に身を置いている
・冷え
冷房のよく効いた場所にずっといると、筋肉が硬くなりますし、循環が悪くなります。
職場環境で、それがどうしても変えられない人も、温かい飲み物を積極的に飲んだり、腹巻や足首ウォーマーなどで工夫して温めましょう。
冷えた体を継続させないために、お風呂につかる時間も持ちましょう。
電磁波を発生するパソコンやスマホを長時間使っていると、やはり人体には悪い影響も出てくると考えられます。
ホルモンのバランスの乱れや、頭痛などの原因にもなっていると言われていますので、
離せるときは、体からなるべく話しておくようにしたり、休みの日はパソコンを触らない日などを作るといいですね。
・暴飲暴食や睡眠不足
暴飲暴食をすると、内臓が疲労します。
内臓だけでなく、食べてそれを消化するにはたくさんのエネルギーが使われるのです。
毎日おなかいっぱい食べてだと、それだけ体のエネルギーが消化に使われてしまい体の疲労が溜まっていきます。
また、内臓疲労することで、腰の筋肉を引っ張って痛みを出すこともあります。
内臓疲労からくる腰痛の特徴としては、
腰の部分に横に広がったような感じで痛みが出る事です。
睡眠不足も体の疲労が蓄積して いきます。
本来は、ちょっと疲れても、自然治癒力の働きで、寝て起きるとまた元気に活動できるようになっているはずなのです。
それが追い付かない状態になってしまうと、筋肉内の疲労物質も排除されなくて、腰の痛みを引き起こしやすくなります。
④精神的ストレスを感じている
慢性的な腰痛で悩んでいる方を集めて、
寄席を見せるとどうなるかという実験結果では、
程度の差はあれ、すべての人が
「笑うことで、寄席を見る前よりも腰の痛みがましになった」と答えているのです。
笑うと、腰痛改善にいいんですよ~。
反対に、怒っていたり悲しい出来事があったりなど、ストレスが多いと、痛みを感じやすくなってしまうんです。
痛みを感じると、その痛みの伝達を軽くしてくれる働きが脳にはあります。
それは脳の側坐核という部分の働きによるものです。
もともと人間には、痛みがあっても、その痛みを感じにくくさせてくれる機能が備わっているのに、ストレスが多いとその機能がちゃんと働かなくなってしまうのです。
以上どれか、ご自分に当てはまるかな~と言うものはあったでしょうか?
そうはいっても立ち方、歩き方などはなかなか意識だけでは変えることが難しく、
反復して練習することが必要となります。
意識だけでな難しい場合、整体やパーソナルトレーナーとともに動きを改善していくことが必要となります。
でも、中には意識だけでも変える事が出来たり、少しの工夫で、負担を減らすことができそうですよね。
腰痛は改善しないものではありません。
よくならないとしたら自分でよくならないように、してしまっているのです。
それはちょっと悲しいですよね。
腰痛になってしまう習慣を減らしていって、
多くの人が腰痛の苦しみと不安から解放されることを祈っています。
ひふみ整体は2003年10月に神戸、三宮の北野坂に開業しました。
兵庫県、三ノ宮の各路線(JR、阪急、阪神、地下鉄)から北へ徒歩約3〜5分。
関西近郊や、県外からも定期的に通われる方がいる整体院です。
「土台となる足元から全身を整え、諦めざるを得なかった人生を再チャレンジできる整体院」
をコンセプトに掲げ、今年で20年目を迎えています。
腰痛、肩こりはもちろん、
自律神経の乱れ(頭痛、めまい、不眠、疲れ、だるさ、吐き気、)による、様々な不調に対応しております。
現在、日本自律神経整体協会関西リーダで活動している、院長の大塚真也は、エネルギー療法、自律神経整体、キヅキヒーリング、リメディ療法、など、骨格筋にアプローチする手技だけではなく、様々な視点から身体をみることにより、
これまでに述べ、5万回以上、施術を行ってきました。
その中で培った経験と知識をもとに、うつ、不登校などにも対応しています。
その他、最新のトレーナーの知識も積極的に取り入れており、
身体の使い方からクライアントにあった提案をすることで、根本的な解決を目指しています。
足元を重視する整体で培った知識と経験のもと、三宮巻爪センターも併設しております。
「巻爪の原因は足の使い方によるものが大きい」という考えから、
「ただ矯正する」のではなく「一生巻き爪を繰り返さない」ことを目指して、
「徹底したアフターケア」「ゴルフボールでの足指のトレーニング」「歩行指導」などを取り入れています。
矯正器具は、「日本フットケア整体協会」指導の元、株式会社リフレプロジャパンの特許取得製品 、意匠登録製品(日本製)「巻き爪矯正インベントプラス」を使用しています。装着時は痛みがなく、様々な形の爪に対応可能。
神戸の巻爪センターの中では特に再発防止に力を入れています。